【家族の注意点】回復期は自殺に注意
仕事をやらなきゃいけない、と思いながらも体が動かない、といった経験はどのくらいあるでしょうか? そのようなときには、何とか気持ちを奮い立たせてやろうとしても、やっぱり動かないものは動かないですよね。
実はそのように、やろうやろう、とするほど、やらなければいけない、と自分を責めることになるため、ハードルを上げることになってしまいます。そのような心と体の連携が取れず、さらに自分を追い込むことで、やっぱり俺はダメだと考えるようになります。そして、周囲の期待に応えられない自分に失望して、自殺を考えるようにもなります。
症状が重い時は自殺するエネルギーすらない
その悪循環が続くと結果としてうつ病になってしまういます。もう、そうなると心も体もエネルギー切れとなって、何もやる気が起きなくなります。そしてよくも悪くも、症状が重いときは自殺するエネルギーすらないのです。ある意味、電池切れのスマートフォンが何もできないのと同じイメージです。
そして、十分な休息や抗うつ薬を飲むことで、体力が回復し、やる気が出てきます。そこまでは問題ないのですが、ネガティブな考えはずっと残ったままなので、回復してくると自殺するエネルギーがまた湧いてくるのです。
回復期だからといって安心してはいけない
つまり、うつ病の症状が回復すると、眠って底の方にいた過去の嫌な記憶がリセットされることなく、復活するのです。パソコンの動作が不安定になって電源をずっと落としておいても、電源を入れればハードディスクからデータを呼び出し、不安定な状態が瞬時に再現されるのと同じです。
回復期は、思考では少しでも早く社会復帰したい、けど体が思うように動かないため、そこで焦りを感じて、自殺といった悪い方向を考えてしまいがちです。また、体力や行動力もあわせて出てくるときでもあるため、回復期だからといって安心することなく、常に注意しておく必要があります。
「医師」によるうつ病改善プログラム
本田式うつ病改善法 | 荒木式うつ病改善法 | |
---|---|---|
ひとりひとりの症状に合わせて取り組める、現実的で具体的なうつ病改善プログラムです。
|
食生活を見直してうつ病を回復させるノウハウ。患者本人よりも、ご家族におすすめです。
|
|
「心理カウンセラー等」によるうつ病改善プログラム
下園式うつ病改善法 | 金本式うつ病改善法 | |
---|---|---|
心理カウンセリングの技法「認知療法」に、自分で取り組める「プチ認知療法」のプログラムです。
|
現役整体師によるうつ病改善プログラム。お薬やカウンセリングで効果がなかった方におすすめです。
|
患者本人だけでなく、ご家族の方にも参考になるプログラムがいろいろあります。
|