【うつ病改善】セロトニン不足が原因かも?

【心理カウンセラーによるうつ病治療】対人関係療法の詳細解説

 

うつ病の原因は大きく分けて4つあります。ひとつ目は人間関係を中心とした精神的なもの、2つ目は体の歪みから来る構造的なもの、3つ目は食べ物などの栄養や薬による科学的なもの、4つ目は気温や湿度の変化によるものです。

 

対人関係からくる不調を改善する「対人関係療法」

 

その中でもうつ病を発症させる大きな要素は、ひとつ目の対人関係のストレスなどから不安による精神的なものです。その対人関係から来るものを改善するには、対人関係療法が用いられます。一般的な認知行動療法よりも重症の患者に向いている治療法です。

 

この対人関係療法で重要になってくるのが、親しさサークルになり、「重要な他者」との関係に注目して、治療を行います。親しさサークルとは、中心が同じ大中小の同心円上の図形となり、円の大きさで人間関係の重要さを示します。

 

対人関係療法で用いられる「親しさサークル」の考え方

 

中心の小さい円が特に重要な他者になり、家族や子供といった身近な存在です。そのひとつ外側が友達や親戚などになります。そして1番外側が、会社の人や会う頻度の少ない知人などになります。それぞれの円に重要な他者のランクごとに、どんな人がいるのかを書いていき、役割も含めて人間関係を見ていきます。

 

「親しさサークル」の事例

例えば、家庭をあまり顧みない仕事熱心な人は、家庭の「重要な他者」と親しい関係がなく、対人関係の欠如していることもあります。なぜ、仕事をがんばっているのに家族に認めてもらえないんだ、冷たいんだ、というのも親しさサークルで客観的にわかります。

 

他にも生活の変化によって、「重要な他者」との関係が変化したこともわかります。例えば、奥さんが今まで子育てをしてきたけど、夫と同様に共働きをするようになった場合です。夫としては、奥さんは家庭を守るものと思い続けると、なぜ家に帰ってもいないんだ、食事の用意もしていないんだ、とトラブルになることもあるわけです。

 

家族や身近な人たちとの関係にバランスをもたらす!

このように「重要な他者」と、お互いの役割(相手への期待)の認識について不一致があることも、調べることによってわかってきます。

 

また、年齢を重ねると、身近な両親や友達なども亡くなり、親しい人も少なくなります。つまり、「重要な他者」が亡くなったまま、親しさサークルの再構築が行われていないこともわかるわけです。

 

うつ病は人間関係から来るものが大部分を占めています。だからこそ、この親しさサークルを元にして、家族や身近な人たちとの関係を良好に保ち、バランスの採れた対人関係を築くことを対人関係療法で行っているのです。